人事労務相談
労務管理
マネジメントを放っておくとどうなるか?
良い会社にありがちなリスク
あなたの職場は、「伝統的で」、「給料も良く」、「残業もほどほど」、いわゆる「良いオフィス」ではないですか?
こんな職場の管理職の皆さん、実は、リスクが潜んでいるかもしれません。
「自分のチームは大丈夫!!」このような職場こそ、「マネジメントリスク」の温床といっても過言ではありません。
社員を放っておいた結果!!
良い職場のメンバーは比較的基礎学力が高く、優秀な社員が募っていたりします。
メンバーが自発的に動くので、「指示をしなくても仕事が回る」「報告が適宜あがってくる!!」のではありませんか。
こんな時からすくすく、リスクの芽が発生しているのです。
[どんなことが起き始めるのか?]
- 2~3分程度のちょっとした遅刻が頻発
- 仕事中の「ちょっと席外し」昼食後の始業開始に仕事がスタートしない
- 無断での直行直帰(スケジュール共有がされていない)
- 年休等、申請が事後になる
- 注意しても「●●さんもやっている」など、自分だけではないとの責任転嫁の雰囲気が広がる
こんな時の対処方法
- 最も良くない対応は、その場で注意、指導を与えないことです。(やり過ごす)基本的なルールを破った時こそ、問題です。その場で注意して、二度目は無い旨を伝えて、指導を行います。
- 繰り返した時は、上長も一緒に厳重注意を行い「次にルールを破った場合は、懲戒処分もあり得る」旨を伝えて指導します。
- 三度目は、「懲戒処分」として人事記録に残します。懲戒処分を受ければ業績評定は最低評価=マイナス3、人事考課も最低=Dとなり、昇格も最低3年程度は据え置きとなります。
ただし、懲戒処分はサラリーマン人生において重いものです。処分を受ける前に自己都合による退職をする場合もあります。
本当に怖いのは!! まじめに働いている他のメンバーへの影響です。
士気はダダ下がりもいいとこ 「バカらしくて、やっていられない!!」感が蔓延します。
又、対応を迅速かつ適正にしないと、 「うちの管理職は何やっているんだ!!」 など、統率力や社員のアウトプット低下や、数字に表れない企業損失を被ることとなります。
退職で終わりではなかった・・・争い
本人が自己都合で退職を申し出た場合、会社の本音としては「やっと落ちつく」と感じるものです。しかし、そんな場合だけではありません。
退職後に「在職時の処分に納得がいかない」、「ハラスメントがあった」などの理由で社外の労働組合に加入して、「団体交渉の申し入れ」を通知してくる場合もございます。そのような場合、労働組合との長い闘い「団体交渉」が続くことになるかもしれません。
結論・・・教訓
部下へのマネジメントが不要の組織などありえません。 優秀な人材の宝庫こそ、マネジメントがカギを握ります。
問題が起きた時は、スピードが重要、毅然とした態度で指導することが大事です。
組織運営で肝要なのは、「マネジメントとコミュニケーション」
永遠の課題です。
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