人事労務相談
ハラスメント
華やかな職場に潜むリスク・逆パワハラ
優秀な社員間こそリスクが!!
老舗百貨店に入る“ラグジュアリーブランド”。スタッフは、美男美女でスマートな身のこなし、お客様は気分良く高額商品を買っていきます。高度なセールスを実現するカテゴリーであり、まさに「優秀」ランクの人々です。
こんな職場でトラブルなんてあるの?そんな声も聞こえてきそうです。
しかし、このような職場だからこそ「トラブルの温床」ともいえます。実例をお話していきます。
トラブルの温床
- ストレスが大きい
神経をつかい、顧客が富裕層の為、要求されるスキルも高難度となります。 常に頭をフル回転させて仕事にあたる為、スタッフは息つく暇がありません。
- 立ち仕事
ブティックは、外から良く見えるように配置されています。この点はスタッフにとっては過度なストレスとなります。 加えて、1日中立ち仕事となります。女性はヒールを履くなど足腰の負担が大きく、社員は日ごろの整体などのマッサージなしにはいられません。
- 逆パワハラ
女性スタッフが多い職場であり、ブティックマネージャーも女性が多い事が特徴です。一方、若いが優秀なスタッフが多く、職位下位のスタッフであっても販売成績が良い等の事情があるときは、上位のスタッフに意見する機会も多分にあります。 建設的な議論であればいいのですが、感情的になるケースも多いのです。 感情的な議論が頻繁に起こると、いつの間にか“部下が上司をバカにするような風潮”がはびこってきます。
- 病気休職の多発
マネージャーに多いのですが、ストレスや長時間労働が重なっても、限界まで我慢するケースが多く、最後の最後に発症してしまいます。 こうなるとほぼ、どのような対策を打っても好転することは難しくなります。ましてや「逆パワハラ」の風潮があるチームでは、部下の統率という点でも信頼を回復することが困難です。
パワハラ社員への懲戒処分
- 部下が上司をバカにする風潮
- 皆の前で、大声で罵倒する など
会社は行き過ぎた言動やモラルに反することについて、企業倫理に反していないか判断し、反する場合は処分を検討します。
特に被害社員が発病を伴った場合等は、事件の重大性を鑑み、重い懲戒処分(出勤停止・減給等)が下されることとなります。
最後・・・職場を去る日
パワハラ社員は、遅かれ早かれ退職することとなります。「ハラスメント」は許されない時代となっています。
また、被害者がマネージャーである場合は、以後メンバーを統率することが困難なことも多く、自己都合退職となる場合が多いです。
結論・・・教訓
ハラスメントにおいて最も悪いのは加害者であり、許されるものではありません。
不幸にして起こると、被害者は心の傷を負うと共に職場に居づらくなるなど、問題が長引きます。会社にとっても良いことはひとつもありません。
ハラスメントの気配を感じたら
- 一番は「未然に防ぐ」こと→日ごろの社内周知徹底・教育
- ハラスメントを発見したら→「速やかに注意」、「厳正な対処」等の行動
- ハラスメントを「絶対に行わない」「行った場合、厳正に対処する」旨のトップダウン
- 見過ごすことが「一番の悪」
組織運営で肝要なのは、「マネジメントとコミュニケーション」
永遠の課題です。
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